人材紹介の求職者集客は「いつ費用が発生するか」で比べる|掲載・登録・面談・成果報酬の違い
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求職者の集め方は、求人媒体、スカウト、広告、送客サービスと、いくつもあります。名前は違っても費用の出方が似ているものもあれば、同じ「送客」でも費用の出方がまったく違うものもあります。
このページでは、集め方の名前ではなく「いつ費用が発生するか」で整理し、面談1件あたりの実質の費用にそろえて比べる方法をまとめました。
まず「いつ費用が発生するか」で分ける
求職者を集める方法の費用は、発生するタイミングで、おおむね次の5つに分けられます。1つのサービスが2つを組み合わせていることもあります(例:月額固定+成果報酬)。
費用が発生するタイミング(●のところで発生)
1. 掲載を始めたとき(期間ごと)
- 呼ばれ方の例:掲載課金、枠の購入
- 読みやすいこと:先に予算が決まる
- 確かめておきたいこと:応募や登録がなくても費用が出る。掲載期間と、途中でやめるときの扱い
2. 求職者の情報が届いたとき
- 呼ばれ方の例:登録課金、情報課金、リード課金、応募課金
- 読みやすいこと:1件の単価が分かりやすい
- 確かめておきたいこと:連絡がつかない方・面談に来ない方の分も費用が出るか。除外できる条件と期限
3. 面談が実施されたとき
- 呼ばれ方の例:面談実施課金、着座課金
- 読みやすいこと:会えた数と費用が結びつく
- 確かめておきたいこと:何をもって「面談」とするか(オンラインは含むか、何分以上か)。当日キャンセルの扱い
4. 内定承諾・入社など、決めた時点
- 呼ばれ方の例:成果報酬
- 読みやすいこと:決まるまで費用が出ない
- 確かめておきたいこと:判定の時点(承諾か、入社か)。早期に辞めたときの返金の条件
5. 毎月
- 呼ばれ方の例:月額固定、使い放題
- 読みやすいこと:月の予算が固定になる
- 確かめておきたいこと:届く数が少ない月も同じ額か。最低利用期間
どれが良い・悪いではありません。費用が発生する時点が早いほど、集客がうまくいかなかったときの負担は貴社の側に残ります。時点が遅いほど、その負担はサービスの側に移るので、1件あたりの金額はそのぶんを含めた額になります。何を優先するか(予算の読みやすさか、会えなかったときの負担の少なさか)で選び方が変わります。
比べるときは「面談1件あたりの実質の費用」にそろえる
課金のタイミングが違うものを、1件の単価だけで並べても比べられません。人材紹介では、売上につながるのは面談からなので、面談1件あたりの実質の費用にそろえると比べやすくなります。
面談1件あたりの実質の費用 = その月にその集め方で払った費用の合計 ÷ その集め方から実施できた面談の数
計算の例(数字は説明のための仮のものです)
- 情報1件ごとに費用が出る形で、1件あたり1万円。届いた方のうち、面談まで進んだのが2人に1人なら、面談1件あたりは 2万円
- 同じく1件1万円でも、面談まで進むのが4人に1人なら、面談1件あたりは 4万円
- 月額固定で月10万円。その月の面談が5件なら、面談1件あたりは 2万円。2件なら 5万円
情報1件が同じ1万円でも(仮の数字。□=情報1件・1万円)
このように、情報1件の単価が同じでも、面談まで進む割合で実質の費用は大きく変わります。面談実施課金は、はじめから面談1件ごとに費用が出る形なので、単価がそのまま面談1件あたりの費用になり、面談まで進む割合には左右されません。
自社の数字で出しておく
比べるには、集め方ごとに次の3つを毎月記録しておくと十分です。
- その月に払った費用
- 届いた情報(登録・応募)の数
- 実際に実施できた面談の数
毎月、集め方ごとに記録する3つ
- 1払った費用その月の合計
- 2届いた情報の数登録・応募
- 3実施できた面談の数実際に会えた数
- 4面談1件あたりの費用①÷③
面談まで進む割合の上げ方は、面談実施率(着座率)を上げるには にまとめています。
決定までつなげて考える
面談1件あたりの費用が出たら、次は決定までつなげます。
1決定あたりの集客費 = 面談1件あたりの実質の費用 ÷ 面談から決定に至る割合
費用を、決定までつなげて見る
- 1面談1件あたりの費用費用の合計 ÷ 実施できた面談
- 2面談から決定に至る割合貴社の実際の割合
- 31決定あたりの集客費①÷②
参考までに、厚生労働省の集計では、令和6年度の有料職業紹介の常用就職1件あたりの手数料は、平均で約103万円でした。ただしこれは全国・全職種の平均です。扱う職種や年代で手数料は変わるので、貴社の実際の手数料と、面談から決定に至る割合で計算してください。
立ち上げたばかりで決定の割合がまだ分からないときは、「この割合なら集客費を回収できる」という下限を先に出しておくと、判断の目安になります。
回収できる下限の割合 = 面談1件あたりの実質の費用 ÷ 貴社の1決定あたりの手数料
立ち上げ期に見ておきたいこと
費用が先に出る形は、手元の資金とあわせて考える
掲載課金や月額固定、年間契約は、成果が出る前に費用が出ていきます。立ち上げ期は面談の数が読みにくいので、固定費がどれだけ先に出ていくかを、手元の資金とあわせて見ておくと安心です。
面談の数が読めると、採用の判断がしやすい
キャリアアドバイザーを増やすかどうかは、「月に何件の面談を持てるか」で決まります。面談の数に連動して費用が出る形は、費用と面談数が同じ動きをするので、計画を立てやすくなります。
最低契約期間と、やめるときの手続き
試してみて合わなかったときに、いつ、どうやってやめられるかは、契約の前に確かめておきたいところです。
個人情報の受け取り方
求職者の情報をファイルの添付で受け取るのか、専用の画面で見るのかで、貴社の側の管理の手間が変わります。職業紹介事業者は、求職者の個人情報を業務の目的の達成に必要な範囲で収集・保管・使用することが決められています(職業安定法 第5条の5)。受け取ったあとの保管の方法まで含めて考えておくと安心です。
契約の前に確かめたいこと(チェックリスト)
契約の前に確かめたいこと
- 費用が発生するのは、どの時点か
- 連絡がつかなかった方、面談に来なかった方の分は、費用がかかるか
- 対象外の方(対応していない職種・エリア、すでに自社に登録済みの方)が届いたときの扱い
- 「面談」の条件(オンラインを含むか、時間)と、それを誰がどう確かめるか
- 届く求職者の層(学生・第二新卒・既卒・社会人、年代、エリア)
- 最低契約期間、途中でやめるときの手続き、初期費用
- 求職者の情報の受け取り方と、保管の方法
まとめ
- 求職者集客の費用は「掲載・情報・面談・決定・毎月」のどの時点で発生するかで分けて考える
- 比べるときは、面談1件あたりの実質の費用(費用の合計 ÷ 実施できた面談の数)にそろえる
- 決定まで考えるなら、面談1件あたりの費用 ÷ 面談から決定に至る割合
- 立ち上げ期は、先に出ていく固定費・最低契約期間・個人情報の受け取り方もあわせて見る
のびキャリの送客手数料は、面談が実施されたときだけ1件25,000円〜(税別。単価はお打ち合わせで決めます)です。情報が届いた時点、連絡がつかなかったとき、面談に至らなかったときはかかりません。
掲載料(月額10,000円・税別)は掲載を始めた月から12か月無料で、初期費用・最低契約期間はありません。求職者は一覧から自分で貴社を選び、選んだ方の情報だけが届きます。
料金と掲載の流れを見る出典・参考
- 厚生労働省「令和6年度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」(2026年3月31日公表) https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001683019.pdf
- 職業安定法 第5条の5(求職者等の個人情報の取扱い) e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141
書いた人:のびキャリ編集部(運営:株式会社Growth Design。特定募集情報等提供事業者として厚生労働大臣に届出。2026年9月12日提出)
